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平成12年度 アイヌ文化奨励賞(個人)  安東 ウメ子(68歳)


母が聞かせてくれるムックリ、イフンケ、ウエペケレが、ムックリの名手とうたわれる契機となる。結婚後も伝統や生活習慣を重んじ、アイヌ語、古式舞踊、作法を伝承・保存し、その実施をもって広くアイヌ文化の振興に努めている。
また、料理、トノト(酒)造り、ケリ(靴)の製作等伝統を重んじた方法は、十勝地方では数少ない指導者の一人として、後進の指導にあたっている。
長年アイヌ文化の伝承・保存に心血を注ぎ、高齢となった現在もなお取り組まれる真摯な姿勢は、アイヌ文化を伝承する者にとって範を多とするものである。

昭和7年11月20日生(68歳)
北海道中川郡幕別町在住

昭和35年 帯広カムイトウウポポ保存会設立に寄与し、指導者となる。
昭和58年 幕別町文化奨励賞受賞
昭和59年 マクウンベツアイヌ文化保存会の結成に寄与し、幕別町を中心にアイヌ文化の伝承・保存に努めるとともに、後継者の育成にあたる。
NHK特集番組のバック音楽として、ムックリ演奏が採用される。
昭和60年 十勝管内の各高校で講演、ムックリ演奏、ケリ製作体験学習指導
平成5年 帯広アイヌ語教室講師
平成6年 幕別町教育委員会が「安東ウメ子・ムックリの世界」CD製作
平成12年 十勝文化団体協議会文化賞受賞

※その他多数の調査・記録の協力を行う。