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平成21年度 アイヌ文化奨励賞(個人)  小枝 ユリ(75歳)


北海道苫小牧市在住
氏は、アイヌ語を話す祖母や母と生活を共にし、幼少の頃から目の見えない祖母の手足となり、日常生活の中で様々なアイヌ文化に触れてきた。
先人の生活を知り、アイヌ語を話せる貴重な存在であり、これまでアイヌ語や口承文芸の伝承・保存に力を注いできた。
また、苫小牧アイヌ文化保存会が行うアイヌ料理やアイヌ古式舞踊では、後進の指導育成にあたるなど、アイヌ文化の発展と普及啓発に寄与した。

略歴

昭和9年

門別町富川ピタルパコタンで生まれ育つ

平成7年

社団法人北海道ウタリ協会(現「社団法人北海道アイヌ協会」以下同)苫小牧支部に入会

平成13年

アイヌ語教室(課外授業)の講師を務める(~平成20年)

平成14年

アイヌ料理(生活館モデル事業)の講師を務める

平成16年

「前近代アイヌ民族における交通路の研究 胆振・日高Ⅰ」(苫小牧駒澤大学 環太平洋・アイヌ文化研究所)に伝承者として調査に協力

平成17年

口承文芸伝承者(語り部)育成事業において伝承者を務める(~平成20年)

平成20年

社団法人北海道ウタリ協会本部総会において、アイヌ文化の伝承発展と普及啓発に貢献したその功績をたたえ表彰