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平成22年度 アイヌ文化賞  萱野 れい子(79歳)


北海道沙流郡平取町在住
氏は、幼少時からアイヌの生活習慣に触れ、昭和30年頃からは夫・故萱野茂氏とともに、失われつつあった沙流川流域のアイヌ文化を後世に残すため、エカシやフチからの聞き取り、民具の収集を行うなど文化の保存に尽力されるとともに、自らも口承文芸や伝統儀礼、食文化、古式舞踊、女性の手仕事を伝承されてこられた。昭和47年の「二風谷アイヌ文化資料館」開館の折には、衣服・装飾品など、女性の手仕事による民具の復元を行い、同資料館の展示をとおして、アイヌの女性が担う文化の紹介に努められた。
現在、平取町はもとより、広く北海道各地の文化伝承・保存活動の指導に携わられ、アイヌ文化の伝承・保存、並びにその振興に大いに貢献されている。

略歴

昭和46年 日胆地区ウタリ民芸制作技術コンクール大会織物の部第2位入賞
昭和55年 国立民族学博物館にアイヌ民族の民俗資料を製作・納品する
昭和60年 職業訓練指導員(織布科)取得
平成6年まで、北海道ウタリ協会平取支部機動職業訓練校織布科指導員
平成16年 平取町教育文化功労賞受賞
平成19年 アイヌ文化実践上級講座講師