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平成24年度 アイヌ文化奨励賞  加藤 町子(62歳)


北海道札幌市在住
三石町に生まれ、三石コタンではエカシやフチの背中のアイヌ文様から伝わる心を強く感じて育った。幼少の頃より曾祖母や祖母の刺したチンジリやカパラミプなどの木綿衣の刺繍を母から教わる。
20代の頃よりアイヌ刺繍を始め、以来、アイヌ刺繍家として長きにわたり、伝統的なアイヌ衣服全般の制作、アレンジした現代的なアート作品を手がけてきた。
丁寧で繊細、豊かな表現力と確かな技術は独自のアイヌ文様の世界を築き、その作品は内外から高く評価されている。同胞や一般市民にアイヌ刺繍を広めた先駆けであるとともに、指導者として多くの刺繍家の育成にも尽力している。

略歴

昭和45年 アイヌの古老からアイヌ文化に関する聞き取り調査をはじめる
昭和50年 アイヌ刺繍をはじめる
昭和56年 アイヌ刺繍を職業とする
昭和58年 北海道アイヌ伝統工芸展北海道知事賞をはじめ全10回受賞 (平成5年まで)
平成6年 北海道アイヌ伝統工芸展の審査員を務め現在に至る
平成8年 北海道アイヌ協会優秀工芸師に認定
平成15年 アイヌ民族文化研究センター運営協議委員に就任し現在に至る


著作・執筆

  • 平成5年 「伝統と創造そして私」
  • 平成5年 「アイヌは主張する」
  • 平成8年 「アイヌ紋様を曾祖母継いで五代」共著
  • 平成17年 「先住民アイヌ民族」