財団について

平成24年度 アイヌ文化奨励賞  廣野 トヨ(75歳)


北海道釧路市阿寒町在住
帯広市で生まれ、十勝地方のアイヌ文化伝承者である廣野ハル様、吉根リツ様、山本スエ様、加藤ナミエ様などから歌や踊り、儀式・儀礼における女性の役割、さらには山菜採取や刺繍などについて教えを受ける。
これまで長年にわたり、北海道内だけではなく海外においても公演活動をするなど、そのアイヌ文化伝承活動の功績は顕著である。
今なお若い世代への指導をしながら、積極的にアイヌ文化伝承活動を続けており、今後なお一層の活躍が期待される。

略歴

昭和11年 帯広市の伏古コタンで生まれる
昭和21年 釧路市に移転し、祖母、両親、釧路市在住の古老とともに古式舞踊を中心としたアイヌ文化活動をはじめる
昭和48年 阿寒湖アイヌコタンに移転し、北海道ウタリ協会(現「北海道アイヌ協会」)阿寒支部、阿寒アイヌ民族文化保存会の活動に加わる
昭和52年 阿寒湖アイヌコタン「オンネチセ」の歌い手、踊り手となり、現在は「阿寒湖アイヌシアターイコ」での公演に出演している


取材協力

  • 「アイヌ古式舞踊―釧路地方篇―」(昭和29年北海道教育委員会)
  • 「アイヌ民族の男性の踊り、釧路・阿寒」(平成16年度出版助成事業報告書)
  • 「アイヌ民族芸能の研究」(平成18・19年度研究助成事業報告書)
  • 「北海道阿寒地方の歌謡の記録と研究」(平成20・21年度研究助成事業報告書)

その他、北海道アイヌ協会主催「アイヌ民族文化祭」を記録したビデオをはじめ、「まりも祭り」に関する書籍や映像制作などへの協力多数