財団について

平成11年度 奨励

研究者名 研究タイトル 研究概要
野口 英雄 山本多助エカシのアイヌ文化を観光業に取り入れた功績について 戦後のアイヌ文化復興において「北海道観光とアイヌ民族」の関係は重要であり、「まりも祭」「ユーカラ劇」の創設など数多くの事業を興し観光業にアイヌ文化継承の礎を築いた故山本多助エカシの足跡を調査研究する。
吉川 冠人 アイヌの戸籍に関する調査研究 明治政府による同化政策で、「戸籍」制度が導入されたが、出生や婚姻の入籍が社会的事情によって事実と異なるケースが多いので、時代を追ってその実態調査と背景原因を研究する。
鵜澤 加那子 アイヌ民族における土地権~二風谷ダム裁判~ 北海道二風谷の巨大ダムの建築が、住民にどのような影響を与えたのか、また、二風谷ダム裁判の判決をもとに、先住民族の先住権と土地権の問題を明らかにする。
岡田 未奈子 オーストラリア・アボリジニーの現状 早くから先住民に対する政策、法律の整備がなされているオーストラリアの現状を調査し、その政策の実効性と問題点を探ることによって、アイヌ民族の将来を考える一助とする。
上河 愉維 白老アイヌの歴史 白老アイヌの歴史について、学芸員、古老からの指導、史料調査等により研究し、地域の伝統文化の伝承・保存、普及啓発の一助とする。
中田 千晴 古老に聞く浦河地方及び登別地方の文化・食の違い 浦河地方と登別地方の、食生活や文化の共通点と差異について、聞き取り等により調査し、両地方の文化普及・交流に役立つ資料を作成する。
森田 美奈 アメリカと北海道における先住民族に対する意識調査 アメリカのインディアンとアイヌ民族との比較調査をアンケート等により実施し、それぞれの国における伝統文化の位置付けを調べ、一層の普及を目指す。
溝呂木 美帆 砂澤ビッキとアイヌの造形性 アイヌ文様などアイヌ美術の造形性について、基礎的な構造分析を行った上で、砂澤ビッキの作品を詳細に分析し、造形の根底に流れるアイヌ美術の影響と、当時の日本美術界に果たした役割を問い直す。
今井 康裕 自然の中に生きるアイヌ民族の精神 アイヌ民族の精神、思想、宗教などについて、他の先住民族との比較し共通点を見つけ出すことを目的とする。
阿部 一 アイヌ行事実践記 アイヌに関する行事を実際に見て、昔の資料や専門家の話を学び、アイヌ伝統行事の昔と今の変化について調査する。
岡田 勇樹 国際社会におけるアイヌ 生活様式が国際化しつつある現在において、アイヌ文化が軽視されていることを防ぐため、諸外国において、アイヌ民族と同様の環境下にある民族との比較調査を行い、そのアイデンティティーを再確認する。
木村 美陽子 アイヌ民族の料理における歴史的変遷 主に十勝地方のアイヌ民族の過去から現在への料理の移り変わりを調査・再現し、記録する。
三浦 数人 アイヌ語と地名の研究・調査 現在使われている地名にはアイヌ語を起源にしたものが多いので、調べることによって保存・継承を図る。
津田 直子 アイヌ文化のゴザ編み調査 イセテと呼ばれる編み台で編まれるゴザの編み方、材料、用途、編む人による違いについて、自ら体験し調査する。
阿部 美咲 アイヌ史と近代史の比較調査 現行の日本史におけるアイヌ史は、情報量、正確性に大変欠けているため、文献や聞き取り調査によりアイヌ史をまとめる。
柴田 美香 アイヌの伝統的ウポポとリムセ調査 各地方のアイヌ民族伝統の踊りや歌について聞き取り調査を実施する。
成田 アシリ アボリジニーの伝統芸能の現代化伝承の調査 アイヌ伝統芸能の伝承活動に資するため、アボリジニーの伝統芸能の歌舞及び音楽が、シドニー市のレッドファン地区にある「ダンスシアタースクール」において2~3年制で教育・伝承されている実態を調査する。
木村 麻美 アイヌ料理についての研究 アイヌ文化の一つである料理について、知識を有する古老の方などから聞き取り調査を行い、料理の材料や作り方、また現在の食生活に取り入れられているかどうかについて調査・研究する。