財団について

平成29年度 (第21回) アイヌ文化賞 佐藤けさ子 (86歳)

北海道上士幌町在住

 

 昭和55年8月北海道ウタリ協会上士幌支部(現 上士幌アイヌ協会)設立時より、アイヌ文化全般に携わり、カヤ刈りからはじまるチセ建設やアイヌ植物園の造成、食文化では採集・加工から行い、アイヌ料理の伝承に取り組んできた。また、衣に関しては木の皮剝ぎからアットゥ織衣装の制作のほか、チヂリ刺繍の衣装も多数制作してきた。儀礼に関しては、トノト造りからの儀式への参加と十勝のフチ達に指導を受けた唄と踊りを継承してきた。

 さらに、先人から受け継いだ技術や知識は、十勝管内に留まらず、全道各地の子供から大人まで幅広い人々にも伝承するなど、アイヌ文化の普及に重要な役割を果たし、アイヌ文化の発展に寄与した功績は大きい。

 

略歴

昭和55年  北海道ウタリ協会上士幌支部(現 上士幌アイヌ協会)設立と同時に入会

昭和58年  チセ建設に携わる

昭和58年  『上士幌エベルリムセ(能舞い)保存会』結成後、各地にて普及活動を行う

昭和59年  上士幌ウタリ文化伝承保存会設立と同時に入会。以降伝統工芸等の伝承に努める

昭和60年  第1回『オッパイ山大祭』開催(実行委員 以降毎年委員継続)

昭和61年  『アイヌ植物園』開園(実行委員)

平成 5 年  第1回『マレック漁』開催(実行委員 平成27年まで)

平成 6 年  アイヌプリによる娘夫婦の結婚式の再現に携わる

平成10年  アイヌ文化活動アドバイザーとなり、現在にいたる

平成12年  チセ建設に携わる

平成18年  アイヌ文化奨励賞 受賞

平成20年  北海道アイヌ協会より表彰される