財団について

平成28年度 (第20回) アイヌ文化奨励賞(個人) 河岸麗子 (67歳)

北海道白老郡白老町在住

 

 氏は23年間の長期にわたりアイヌ文化の知識・技能を習熟し、アイヌ文化の保存継承及び普及に努めている。(財)アイヌ民族博物館(現「(一財)アイヌ民族博物館」以下同)入職後は、特に「縫う」「織る」「編む」の技能を磨き、スミソニアン博物館展示会でのルウンペやマンローコレクションの複製品など、数多くの制作を行い、アイヌ文化振興・研究推進機構、北海道アイヌ協会のコンテスト・工芸展で最優秀賞を受賞するなど高い評価を受けている。

 また、道内外で講師、実演、指導、展示会など幅広い活動を続けている。このように氏は、アイヌ文化の深い知識と技能を有し、幅広い活動でアイヌ文化の振興発展に尽力し、後進の指導・育成に熱心に取り組む、貴重なアイヌ文化伝承者の一人である。

 

略歴

平成 5年  (財)アイヌ民族博物館入職

平成11年  アイヌ生活文化再現マニュアル作成事業(縫う)でルウンペを制作

平成13年  マンローコレクション複製品製作

       スコットランド博物館収蔵品 ルウンペ・カパラミの複製品製作

平成19年  第41回北海道アイヌ伝統工芸品展 優秀賞受賞

平成20年  北海道アイヌ伝統工芸展示会(沖縄)タペストリー展示

平成20年  アイヌ文化伝承者育成事業 1期生~3期生を指導

平成22年  アイヌ文化フェスティバル(沖縄)織布実演

平成25年  アイヌ民族文化伝統衣服アットゥ(樹皮衣)製作・公開事業でアットゥ製作(DVD60分製作)

平成26年  アイヌ文化フェスティバル(鹿児島)織布実演

平成26年  エムアッの編み方で、小物(携帯入れなど)製作指導を行う

平成27年  アイヌ工芸者技術研修事業に参加し、国立民族学博物館にて2週間の研修を行う

平成27年  東京都八重洲のアイヌ文化交流センターにて、キナ編みの講師

平成27年  第49回北海道アイヌ伝統工芸展 最優秀賞受賞

平成28年  東京都八重洲のアイヌ文化交流センターにて、タラ編みの講師