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普及啓発セミナー報告

平成11年度普及啓発セミナー報告

 アイヌ民族は北海道に先住し、独自の言語であるアイヌ語やユカラ等の口承文芸、アイヌ文様に代表される豊かな文化を発展させてきました。
 しかし、長い歴史の中で、同化政策の影響もあり、アイヌの人々の社会や文化の破壊が進み、また、多くの人々が差別や貧困を余儀なくされる状態が続き、アイヌの伝統や文化は危機的な状況に追い込まれましたが、そのような状況にあっても、アイヌの伝統や文化の全てが失われることはなく、その中核部分はしっかりと伝承されています。
 この普及啓発セミナー開催事業は、全国2カ所で、学校教育・社会教育関係者や一般の方でアイヌの文化や伝統等について基礎的な知識を持っている方々を対象に、アイヌの伝統やアイヌ文化等(高度な内容)をテーマとしたセミナーを開催することにより、アイヌの伝統等に関する知識の普及啓発を図ろうとするものです。
 本年度は、東京都(平成11年7月27日~平成11年8月27日)、札幌市(平成11年7月27日~平成11年8月27日)の2地区で開催し、講師をお願いいたしました各には、非常に有意義な御講義をいただきました。
 これらの御講義をその場限りのものにせず、より多くの方々に知っていただくため、この報告集を作成・刊行いたしました。
 アイヌ民族やアイヌ文化への理解を深め、アイヌ民族の誇りが尊重される社会の実現とわが国文化の多様な発展のために、御活用いただければ幸いに存じます。

 平成12年3月

財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構
理事長 佐々木 高 明

  • 講義内容
  • 講師名をクリックすると講義内容(PDF形式)をダウンロードできます。
    〈東京会場:アイヌ文化交流センター〉
    (1) 社会科の教育実践
    (2) アイヌ民族に関わる教育の現状/課題
    (3) 民族舞踊を通した教育実践
    (4) 差別と文化
    (5) アイヌ口承文芸
    (6) 文化活動を通して
    (7) アイヌ民族に関わる教育の現状/課題
    (8) アイヌ史
    (9) アイヌ文化とメディア
    (10) 近代東北におけるアイヌ認識
    (11) 若い世代のアイヌから
    〈札幌会場:財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構会議室〉
    (1) 物から見る文化交流
    (2) アイヌ民族に関する教育の現状と課題
    (3) 文化伝承と普及
    (4) 文化伝承の現状と課題
    (5) 文化伝承への歩み
    (6) アイヌ工芸
    (7) アイヌ文化と学校教育
    (8) アイヌ民族博物館における活動