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工芸品展

アイヌの美

~カムイと創造する世界~

江戸時代の終わりごろから、アイヌ文化はヨーロッパ各国やロシアの注目を集め、明治時代になると、多くの研究者や収集者が北海道を訪れ、アイヌの人たちから民具や工芸品を求めました。また、アイヌの人たちの風俗を描いたアイヌ絵もエキゾチックな絵画として収集されました。現在、それらはロシアをはじめとする欧米の博物館や美術館に収蔵されています。
このたびの工芸品展は、アイヌの人たちが創造した「美」に焦点をあて、ロシア連邦オムスク市にありますオムスク造形美術館が所蔵するアイヌ絵12点をそれぞれ借用して展示・公開するものです。またあわせて十勝毎日新聞社、アイヌ民族博物館、函館市中央図書館、市立函館博物館が所蔵するアイヌ絵も展示いたします。
ロシア民族学博物館のアイヌ民族資料の多くは、1912年から13年にかけて、平取やサハリンで収集されたもので、収集年、収集地が判明していることながら貴重な資料といえます。また、オムスク造形美術館が所蔵するアイヌ絵は、江戸時代末期から明治にかけて函館で活躍した絵師平沢屏山の作で、日本では初公開になります。
今回の展示会は初の試みとして帯広美術館と帯広百年記念館の2開場を使って開催し、美術館ではアイヌの工芸品展、帯広百年記念館ではアイヌ絵をそれぞれ展示いたします。

  1. 展覧会名
    「アイヌの美 -カムイと創造する世界-」
  2. 展示資料
    アイヌ民具・工芸品等、アイヌ絵 227点
  3. 資料借用先
    ロシア民族学博物館、オムスク造形美術館他
  4. 開催館
    • 市立函館博物館(平成21年7月18日~9月6日)
      観覧者 2,752名
    • 帯広百年記念館・北海道立帯広美術館(平成21年9月18日~11月11日)
      観覧者 10,555名(記念館:6,056名、美術館:4,499名)
    • 京都府京都文化博物館(平成21年11月23日~平成22年1月11日)
      観覧者 13,595名