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工芸品展

アイヌの工芸

ペンシルバニア大学考古学人類学博物館ヒラーコレクション

ア イヌは、古くから北海道を中心に、東北地方北部、サハリン南部、千島列島に居住し、周辺の文化と相互に影響しつつ、独自の文化を形成してきました。江戸時 代には、日本海沿岸を航路に北前船が北海道(蝦夷地)と本州を往来し、北海道の産物が本州社会に、本州の産物が北海道にもたらされ、アイヌ社会はその影響 を大きく受けました。現代に伝わるアイヌの民具には、漆器類をはじめとして、本州社会からもたらされたものが数多くあります。
江戸時代末期から明治になると、海外の博物館等がアイヌ文化に関心を寄せるようになり、多くの研究者や収集者が北海道を訪れ、アイヌの民具や工芸品を収 集しています。海外にあるこれらのアイヌ民族資料のなかには、日本には現存していないものもあります。
本展覧会は、そうした資料のひとつであるペンシルバニア大学考古学人類学博物館が所蔵する資料173点を借用・公開するものです。同資料は、アメリカ人 医師ヒラーが1901年に収集したもので、収集年や収集地が判明しており、当時のアイヌ文化を知るうえでは貴重な資料といえます。併せて、本展覧会では、 旭川市博物館が所蔵する資料をも借用・展示し、アイヌ文化の全体像を紹介しました。

  1. 展覧会名
    「アイヌの工芸 -ペンシルバニア大学考古学人類博物館ヒラーコレクション-」
  2. 展示資料
    アイヌ民具・工芸品等 222点(うちヒラー資料161点)
  3. 資料借用先
    ペンシルバニア大学考古学人類博物館、(財)アイヌ民族博物館ほか
  4. 開催館
    • 新潟県立歴史博物館(平成20年8月10日~9月28日)
      観覧者 10,117名
    • 旭川市博物館(平成20年11月1日~12月24日)
      観覧者 7,198名