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小刀は、動物を解体する、魚をさばく、裁縫をする、木彫品を作るなど多目的に使われ、男女ともに、いつも腰から佩緒で提げていました。
この小刀は、刀身と、鞘、柄などで構成されています。刃は交易で入手しましたが、鞘や柄は主に木で作り、文様を施しました。鞘は、1本の木をくり抜いたり、2枚に割った木を貼り合わせたりして作りました。貼り合わせた鞘には、桜の樹皮などを巻き付けて補強しました。
鞘や柄に鹿の角を利用した物もあります。鹿の角は煮て柔らかくしてから文様を彫りました。
かつてアイヌの男性は、結婚を申し込む時、相手の女性に文様を施した小刀を贈ったと言われています。彫刻ができるということは、生活で使う道具を作る技術を身につけた証でもあったのです。
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