エゾエンゴサクは、山野のやや湿(しめ)ったところに群生する多年草です。
高さ10〜30cmほどで、葉は卵円形(らんえんけい)小葉(しょうよう)からなります。
地下に直径1cm程度の塊茎(かいけい)があり、これを食用とします。
4月下旬から5月上旬にかけて、紫色の花をつけます。
花が終わると茎や葉は枯れます。
     



塊茎(かいけい)
 

とり方

 
 花が咲いている時に場所を覚えておき、花が終わってから根元を掘り起こして採ります。かつてはヤナギの枝で作ったトマの掘り具[シツタプ]を使用しました。この時期、周りにほかの植物が伸びて隠れてしまいますが、葉が枯れはじめて黄色みを帯びてくるので、見つけることができます。
     

白っぽく光って見えるのがトマの葉
 

保存方法

 
1.よく水洗いして土を落とし、表面の皮をむきます。
 
     
2.2〜3分間ほど()でます。
     
     
3.(つる)せるように、糸を通して首飾りのように輪を作ります。  
     
4.天日に当てて乾燥させてから、室内で(つる)して保存しておきます。
  火棚(ひだな)(つる)すと煙がかかるので虫が寄らず、長い間保存しておくことができたといいます。
 

杉村さんの食べ方

 
 乾燥保存したものは、やわらかくするために2日間ほど水に浸してから()でます。
 糸を通したまま()でると、すくい上げるときに散らばりません。
 動物の油脂(ゆし)をつけて食べます。
     



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